シャークアタック 地獄の殺人ザメ |

殺人ザメが大暴れする映画。 と思いきや。 そんなに大暴れしなかったりするから困る。

それにしても 何て頭の悪いサブタイトルなんだ。 いかなる期待も生まれない、やっつけタイトル。

タイトルからするとパニック映画の趣ですが、 意外や意外、この作品はサスペンス。 なかなか頑張って考えられたストーリーという印象を受けた。 まぁまぁじゃないかな。

忘れた頃にサメも登場。 こんにちは。地獄の殺人ザメです。

のんびり回遊もしちゃったり。 殺人ザメだってたまには羽を伸ばしていい。
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2008年10月31日 |
C・見なくてもいい凡作 |
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シリコンバレーを抜け駆けろ! |

社会に貢献するような仕事を求めて地位を捨てた男が ダメ社員の烙印を押された奴らとチームを組み、 99ドルPCの開発に挑戦するという話。

チームメイトはインド人、肥満、潔癖症の天才プログラマーたち。



様々な障害を越えて成功を目指すサクセスストーリーなので、 もちろん最後はハッピーエンド。 コメディ要素も多くて見ても損はないはず。 B級だけど。

この映画で一番注目すべきは内容ではなくタイトル。 注目。

駆け抜けろじゃないんですよ。 抜け駆けろなのです。 私は今の今まで思いっきり勘違いしていました。 抜け駆けろなんて言葉初めて聞いたよ……。
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2008年10月30日 |
B・見ても損はない良作 |
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天使 |

天使が街中をふわふわふらふらしているうちに 皆が何かちょっと幸せになっちゃうお話。

天使に人々を幸せにしようとする意識が全くないのがポイント。


全体的にゆるい雰囲気が流れている作品です。 ほんわかしていて、いいと思う。

何となくの感じで見ると丁度いいかもしれません。

ちなみに 深田恭子演じる天使は全く喋りません。
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2008年10月28日 |
B・見ても損はない良作 |
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涙そうそう |

沖縄を舞台にした 血の繋がらない兄弟の深い愛情と淡い恋心のお話。

妹のために必死に働く若い兄。 ここまで献身的になれるなんて良い兄貴だ。

その姿を誰よりもよく分かっている妹は心苦しく思い、 大好きな兄のそばを離れることに決める。


離れて暮らすこと数年。 ようやく再会できた兄妹だったが、 大切な兄の命は終わりを迎えようとしていた……。
ありきたりだなぁ。 最後に誰かが死んで感動させようっていうのやめてほしい。 何度もやられるといい加減飽きてくるぜ!

泣いた。 ええ話やん……。
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2008年10月27日 |
A・必ず見て欲しい名作 |
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アンツ・イン・ザ・パンツ! |

ある日朝起きたら自分のちんこがしゃべりかけてくるようになり、 男子高校生が悶々とする話。 アホだ。

仲間たちや自分のちんことともに セックスについての知識を深めていく男子高校生は 果たして誰と結ばれるのか!
ヒロインは二人。

まずは、同じクラスのモテガール。

そして、幼馴染の女の子。 映画の中盤まで男だと思っていました。

馬鹿馬鹿しくてくだらない内容で 何かを考えさせられるということもありませんけど、 単純に面白かったですよ。
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2008年10月26日 |
E・ある意味最高バカ作 |
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ハウルの動く城 |

みんな大好きなスタジオジブリの作品。 私はあんまり好きじゃありません。 ダイアナ・ウィン・ジョーンズという作家の小説のアニメ化。

結論。 まあまあ面白かった。 けど、所々が説明不足でよく分からない。

特に髪の色がコロコロと変わる理由が全くの不明。 深い理由があるのでしょうけれど、 それをいちいち考察したくなるほど面白い作品ではなかった。

あと、ジブリ作品で毎回思うことですが、 芸能人を声優として起用するのはやめようや。 ハウル役の木村拓哉氏は顔出しの俳優としては巧いけれど、 声優の適正はないなという印象。

話題性や興行収入を睨んだキャスティングがあざといので 個人的にジブリ作品って好きではありません。 巧ければ文句はないんですけれども。 毎回酷いんだもの。 声優でぶち壊しになってる。

他に何も観る映画がなかったら 見てもいいかも。
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2008年10月25日 |
C・見なくてもいい凡作 |
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レッド・サン |

三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロンが共演したウエスタン映画。 何この豪華さ。

親善大使の護衛として日本から来ていた武士が アラン・ドロン演じる強盗に奪われた宝刀を取り戻さんと 強盗の仲間であったチャールズ・ブロンソンに道案内させながら 西部を旅するという物語。

西部に武士という異色の組み合わせが 奇妙かつ新鮮で実に面白い。 その上、有名どころ三人の演技も見ていて退屈しない。

武士というものがとても格好良く描かれており、 日本を勘違いしている外人の作品みたいにはなっていません。 安心。

名作の香り立つ稀有な作品です。
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2008年10月23日 |
A・必ず見て欲しい名作 |
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セルラー |

誘拐された女の人が壊れた電話を何とか直してかけてみたら 知らない青年の携帯に繋がってしまい、 青年が嫌々ながら女の人を救出しに奔走する映画。


面白い設定だなぁ。 設定が設定だけにどこかコミカル。

携帯の電池がなくなりそうで携帯電話ショップに入ったものの、 混雑していて自分の番がなかなか回ってこなかったため 充電器を出せ!と発砲して威嚇したり。 あ、きちんとお金は払いました。


ただ、アクション作品に必須の緊張感はきちんとあり、 その辺はぬかりありません。 センスの良い映画。

ラストで女の人を救出した後、 できることがあったら何でも言ってと言われた青年が もう二度と俺に電話かけてこないでと苦笑しながら返すのも好きです。
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2008年10月22日 |
A・必ず見て欲しい名作 |
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ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 |

指環物語第二章。



前作の最後で散り散りになってしまった旅の仲間たち。 彼らは仲間の安否を気遣いながらも それぞれが信じる道を進み、敵と戦っていく。



窮地に陥ったところで 別れ別れになっていた仲間たちが 味方の軍勢を引き連れてくる終盤のシーンは鳥肌もの。 こういう展開ってありきたりですけれども、 やっぱりわくわくしてしまう。


この第二弾も傑作。 前作を超えるレベルを見せつけ、 最終の三作目への期待を煽る中継ぎの役割を見事に果たしています。

唯一の難点は 二つの塔という副題が何なのかさっぱり分からないこと。
おまけの面白シーン。

作ってもらった料理が不味くて躊躇するアラゴルン。
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2008年10月21日 |
S・映画史に煌めく傑作 |
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アラン・ドロンのゾロ |

アラン・ドロンが怪傑ゾロを演じる痛快活劇。 タイトルそのまんま。

ちょっと垂れ目なのはマスクのせいだから、ご愛嬌。
古臭いと思うなかれ。 今見ても面白いと思える名作です。 実際古臭い映像ですけれど。 思うなかれ。

アラン・ドロンも格好良い。


多数の敵にたった一人で立ち向かい、 圧倒的な強さで撃退していく様には胸がすかっとします。 女性とちょっといい感じになっちゃったりも。

格好良い怪傑ゾロの雄姿を見よ。
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2008年10月20日 |
A・必ず見て欲しい名作 |
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姑獲鳥の夏 |

京極夏彦氏の京極堂シリーズ第一弾の映画化。 タイトルの姑獲鳥の読み方は、うぶめ。 原作の大ファンである私は京極堂を誰がやるんだよと思っていましたが。

京極堂役に堤真一氏。 なるほど。 イメージにぴったりのハマり役だ。

関口巽役に永瀬正敏氏。 あぁ、こんな感じ。

京極堂の妹、中禅寺敦子役に田中麗奈。 私の中では敦子はこういうタイプではなかったけれども、 これはこれで。

榎木津礼二郎役に阿部寛氏。 えぇ~。 こんな大人の魅力に溢れたイメージじゃないんだけどなぁ。 もっと線の細いタイプだと思うけど。

本作のヒロイン久遠寺涼子役に原田知世。 涼子役は誰でもいいです。 特に個人的なイメージもないので。
作品は原作をはしょって7割程度の印象。 仕方ありませんが。 なので、原作を読んだ人が補完のために読むのがいいかな。

傷痍軍人の水木しげる役として 京極夏彦先生本人もカメオ出演しているよ。
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2008年10月18日 |
B・見ても損はない良作 |
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バンテージ・ポイント |

式典で大統領が狙撃されて犯人誰だよとあたふたする映画。

特筆すべきは、 狙撃の瞬間を複数人の視点で描き、 絡まりあった謎が一本一本ほどけていくという手法。 独特で見事だと思った。


人によっては同じ場面を何度も反復して見なければならないため、 辟易するかもしれません。 が、私は引き込まれましたよ。


難点は テロリストの動機が全くと言っていいほど描かれていないこと。 放映時間が90分と短いので、 もうちょっと尺を伸ばして犯人像を掘り下げて欲しかった。



まぁ、とはいえ 所詮はテロなので動機は大体政治的な何やかんやでしょう。 わざわざ取り上げなくてもいいか。

タイトルは有利な見地という意味で、 意訳すると、 それぞれが見た重要な事実ってところかしら。
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2008年10月16日 |
A・必ず見て欲しい名作 |
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シザーハンズ |

両手がハサミの、心優しき人造人間のお話。 顔色の悪い役をやらせたら右に出る者はいないジョニー・デップ主演。

今まで見た映画の中で一番好きなのはと訊かれたら 少々迷いながらも結局これを挙げてしまうはず。 それぐらい感動的で心に残る映画。


挙動がコミカルで見ていて微笑ましい。 途中までは本当に幸せな日常なのですけれど、 後半から話が暗くなっていく。

ラストは名シーン。 いつまで経っても記憶に残っています。 哀しくも美しい珠玉の場面ですよ。


とても切ないのに心が温まる素敵な物語を是非。
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2008年10月15日 |
S・映画史に煌めく傑作 |
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ヒューマン・トラフィック 人身売買捜査官 |

人身売買という社会の暗部にメスを入れる作品。 警察と人身売買組織との闘いを描く。

ドキュメンタリーかと思うほどに生々しい。 映画だということを忘れて手に汗を握ってしまった。 ロバート・カーライル演じる人身売買組織のボスが悪い奴でねぇ。

日本ではあまり馴染みのない犯罪だとは思いますが、 実際に世界の他の国でこういうことが行われていると言われると やはり慄然とします。




3時間もあってとても長い作品ですけれど、 色々と考えさせられる内容な上、 純粋な映画として考えてみても 傑作と呼ぶのにふさわしい出来になっていると思います。

それはそうと 移民関税局の局長役のドナルド・サザーランドが渋い。 めっちゃ頼りになる。
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2008年10月14日 |
S・映画史に煌めく傑作 |
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無問題2 |

ナイナイ岡村氏主演の香港アクション映画。 前作がアクションかと思いきや思いっきり恋愛映画だったので、 そのリベンジのために作成されたとか。

ヒロイン役に酒井若菜。

香港の俳優ももちろん参戦です。


大物ユン・ピョウも。
結論。 アクション映画に分類されるに相応しい内容でしたが、 ちょっとベタベタ過ぎて好き嫌いが分かれるかも。 結構こういうのに寛容的な私も ちょっとう~んという感じ。

今回はナイナイの相方やべっちこと矢部浩之氏も友情出演しています。
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2008年10月13日 |
C・見なくてもいい凡作 |
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男はつらいよ |

寅さんシリーズの記念すべき第一弾。

1969年の映画だから登場人物たちが若いこと若いこと。 というか、亡くなっている人もいるわ。



渥美清氏の軽快な台詞回しに惹き込まれる。 もうこの世にいないことが本当に残念でなりません。
長いことシリーズが続くには続くだけの理由がある。 やっぱり面白いもの。


人情味溢れるフーテンの寅という人物は きっと今の時代では生まれないキャラクターなんだろうなぁと思います。
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2008年10月12日 |
S・映画史に煌めく傑作 |
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スパイダーマン |

蜘蛛男映画。

もはや説明する必要はないアメコミヒーロー。 蜘蛛に咬まれて蜘蛛っぽい人になっちゃった青年の話。

目立たない青年が苦悩と哀しみを抱えながら悪と戦う様は 人間臭くて共感できますね。


今回の敵はパワードスーツをまとった親友の父親。

スパイダーマンが恋する女性、メリー・ジェーン。

不細工なヒロインとして有名。 もっとましなキャスティングなかったのかい。

個人的に好きなのが新聞社の編集長。 いいキャラクターです。
アメコミ映画として大成功している映画だと思うので、 見ていない人は是非とも一度。
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2008年10月11日 |
S・映画史に煌めく傑作 |
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ラストサマー2 |

夏に起こした事件のせいで 若者たちが命を狙われるサスペンス映画の第二弾。 当事者は狙われるのもやむなしですけど、 無関係の人たちがどんどん殺されていくのがこの作品の特徴。 はた迷惑極まりない。

ストーリー的には、前作よりもちょっと荒くなった印象。 今回は主役たちがバカだから罠にかかったと言えるので、 人によってはがっかりかも。 私は主役たちと同じくらいバカでしたが、 ネットでネタバレ解説を見てしまったので罠にはかかりませんでした。 これがなかったら思いっきり罠にかかっていました。 良かった!
スプラッタ度は前回よりちょっとアップ。

しかし、この場面。

こんな刺さり方するかなぁ。 鍵爪の形からして 鍵爪を入れられる時に大きな口を開けてじっとしていないと無理だろ。 されるがままにしていたはずの被害者に乾杯。
そして一番がっかりなのが 女性の可愛らしさが大幅に下がったこと。 前作で命を落とした見目麗しい女の子の代わりがこの人。

レベル低すぎじゃないか……。
今回、最も活躍したのは主役の彼氏。

満身創痍になりながら、彼女を助けるために孤軍奮闘。 前回と同じだよ。

正直、前回と比べると ありとあらゆる意味で劣っています。 前より良い点がどんなに頑張っても見当たりませんでした。
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2008年10月10日 |
C・見なくてもいい凡作 |
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ライフ・イズ・ビューティフル |

ナチスに捕まって強制収容所に送られてしまった、あるユダヤ人家族3人。 幼い息子を不安にさせまいとした父親は、 これはゲームであり、優勝者には本物の戦車がもらえると、嘘をつく。

主演のロベルト・ベニーニは 当作品の監督と脚本も担当しています。


見終わったまず思ったのは、 何て美しい嘘だろうということ。

劣悪な状況下で 気丈に道化を演じる父の愛情と それを信じる幼い息子の純粋さ。

ラストも切なく、そして胸に温かいものがこみ上げてきます。 こんなに素敵な話はなかなかありませんよ。 傑作。
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2008年10月09日 |
S・映画史に煌めく傑作 |
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チャーリーズ・エンジェル |

決して人前に顔を出さない秘密の大富豪チャーリーに従う三人の美女たちが 犯罪組織壊滅に奮闘するコミカルなアクション作品。


節々でバカ要素がちらほら見えますが、 量的にも質的にも何とかコメディ映画の枠内に留まっています。 もう少し度を超すとバカ映画になってしまいますけれど。 ギリギリセーフ。


あれ……、ギリギリアウトっぽい。

まぁ、後半のアクションはしっかりしているし、 華麗な動きは目の保養になります。

個人的に ルーシー・リューの講義シーンがオススメ。
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2008年10月08日 |
B・見ても損はない良作 |
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ことの終わり |

不倫関係にある男女が何だかんだあってダメになって それでもまだお互い好きでまた不倫しちゃったりとかする映画。


感動作の位置づけで作られたのでしょうが、 そもそも不倫話で感動できんわ。 しかも話の後半から神がどうたらこうたらとか始まっちゃって さぁ大変。

見終わった後に うっとうしい二人だったなという印象しか残りませんでしたね。
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2008年10月07日 |
D・見るとがっかり駄作 |
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ヘヴン |

爆弾テロで無関係の人を殺害してしまった犯人と 刑務官の青年のラブストーリー。


ケイト・ブランシェットとジョヴァンニ・リビシの共演。 映画 『ギフト』 でも共演した二人です。


とても不思議な作品。 ストーリーはそれなりですが、 見せ方が独特で 全編を通して浮世離れした雰囲気が流れています。
現世のことを描いていながらもまるでこの世ではないよう。 まさにヘヴンというタイトルにふさわしい。


剃髪シーンも印象的。 最初と最後の場面のリンクのさせ方も見事。 神秘的でどこまでも澄んだ、至高のラブストーリーです。
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2008年10月06日 |
B・見ても損はない良作 |
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男たちの大和 YAMATO |

戦艦大和を舞台にした乗組員たちの人生を描いている戦争映画。 松山ケンイチ、反町隆史、中村獅童と豪華キャストです。

こういう作品を見ると 戦争というものの無意味さ、空しさがよく分かる。 彼らが国の未来のために戦ったことは間違いないけれど、 本当なら戦う必要すらなかった。

運命に翻弄されて命を落としていった者たちの悲哀というのは いつ見ても残酷でつらい。

中村獅童演じる内田守二等兵曹がべらぼうに格好良いよ。 今作でのミスター任侠。

大和の最後の戦いは壮絶で血生臭い。 生と死に満ちた舞台での、出演者たちの素晴らしい演技に感謝。
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2008年10月05日 |
B・見ても損はない良作 |
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ロード・オブ・ザ・リング |

世界を破滅に導くという指輪を巡る善と悪の戦いを描いた一大ファンタジー。 全3部作の第一章。


私が見たのは、劇場公開時にカットされたシーンを含んだ完全版。 その名もスペシャル・エクステンデッド・エディション。 通常でさえ178分あるのに そこにさらに未公開映像を30分を加えて 総時間208分です。 3時間半もの作品を見るのは正直キツいですが、 かけた時間に見合うだけの感動は絶対にあると保証できます。


すごく丁寧に作りこまれており、 重厚な世界観には手抜きというものが見えません。





登場人物たちも誰も彼も魅力的。 味方も敵もメインキャストたちもサブたちも全員存在感がある。

裂け谷の領主エルロンドを演じるヒューゴ・ウィーヴィングが個人的に一押し。 彼は 『マトリックス』 シリーズのエージェントスミス。 今回は味方なので安心です。



主人公たちの旅の行く手を阻む敵たちとの壮絶なバトルも鳥肌もの。

今作だけでも充分にまとまりのあるつくりであり、 そして、これから先の長い話を予感させる壮大な終わり方。 全てがパーフェクト。 これを傑作と呼ばずして何と呼ぶ。
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2008年10月04日 |
S・映画史に煌めく傑作 |
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アナライズ・ユー |

マフィアのボスと、無理矢理彼の主治医にされた精神科医が繰り広げるコメディ。 ロバート・デ・ニーロ主演 『アナライズ・ミー』 の続編です。

前作では デ・ニーロ演じるマフィアのボスの父親に対するトラウマが描かれましたが、 今回は精神科医の父親に対するトラウマがテーマ。 上手く対比させてるね。

コメディ部分は今回も相変わらず面白い。 二作目ということで笑いの質が落ちていやしないかと若干心配はしたものの、 そんな必要はありませんでした。

にやりとするような静かな笑いではなく、 吹き出してしまうような分かりやすい類の笑い。 分かりやすいというのは大切です。


主演二人の軽妙な掛け合いで 最後まであっという間。

デ・ニーロの 「あんた名医だよ。俺が言うんだから間違いない」 という このシリーズ2作でお馴染の台詞を聞いてみてください。
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2008年10月03日 |
B・見ても損はない良作 |
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デュース・ビガロウ、激安ジゴロ!? |

ジゴロ稼業の男に留守番を頼まれた冴えない主人公。 彼は依頼者の飼っている熱帯魚の高価な水槽を壊してしまい、 その修理費用のため ジゴロ稼業で手っ取り早くお金を稼ごうとする。 ドタバタコメディ。


冴えない主人公がお相手する女性は一癖も二癖もある人ばっかり。 太っていたりものすごく背が高かったり すぐに卑猥な言葉を叫んでしまう神経症だったり 睡眠障害持ちだったり。




コンプレックスを持つ彼女たちに対して 主人公はジゴロの仕事も忘れて親身に相談に乗ってやり、 彼女たちを精神的に癒していく。

演出からすると完全にバカ映画の系統なのですけれど、 ストーリーはしっかりしていて、とってもハートフル。

喜劇タッチで語られる切ない恋愛が主軸にあって 作品としてやるべきことはきちんと押さえていると思います。 バカなところを抜きにしても楽しめる良作。
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2008年10月02日 |
E・ある意味最高バカ作 |
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Life 天国で君に逢えたら |

ガンのために38歳で他界した プロウィンドサーファー飯島夏樹氏の実話を元にした作品。

最近、この手の話が多い。 誰かが病気で亡くなるという話がやたらと。

実話なのでストーリーがどうのこうのと言うつもりはありませんし、 見たら見たでやっぱり感動するけれど、 純然たる映画としては食傷気味のタイプなのは否めない。

いい映画だけれど、 私と同じような感覚の人だと 見るまでに重い腰を上げなければならないかな。

でも、いい映画。見ても損はないでしょう。 伊東美咲演じる奥さんも ものすごく甲斐甲斐しくて素晴らしい女性だった。 こういう夫婦もいるんだよなぁ。
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2008年10月01日 |
B・見ても損はない良作 |
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