フォー・ザ・ボーイズ


軍隊慰問歌手コンビの半生を描いた映画。

長年にわたる戦地での慰問活動で戦争の悲惨さを目の当たりにし、
そして、大切な人を失った二人。



これまでの功績を讃えられて
老いた二人は全米芸術勲章を授与される。
が、女は大事な人を失って得た名誉に何の意味があると怒る。
男は悲しみを裏に隠しながら栄誉を喜ぶ。

ことあるごとに仲違いをしてきた二人ではあるものの、
結局どちらの気持ちは変わらない。
そう気づき、二人は祝賀会で往年のショーを再演する。



素晴らしかった。
卓越した歌とテンポの良い掛け合い漫才、
そして、何よりも二人の笑顔の裏に隠れた悲しみ。
その切なさと言ったらありません。

ヒロインであるデュクシー役のベット・ミドラーの歌がとにかく巧い。
疑いようのない傑作です。 関連記事リスト
2008年07月30日 | S・映画史に煌めく傑作 | Comments(2)
  この記事に対するコメント
そうでしょ!古いけどいいでしょ?コレ。人間って、奥深いなぁ…と思うでしょ?
いろんなこと思いながら傷付きながら、勲章をもらいたい人、もらいたくない人…。会いたい人、会いたくない人…。
でも、わたしが、一番強く思ったことは、「人生の終わりに、誰を思い出すだろう…。誰と一緒に居たいだろう…」ということ。
コレを見て以来、歳を取るのが、怖くなくなりました。
むしろ、早く歳を取って、ソレが誰なのか、早く知りたい!と思いました。
もちろん、一般的には、一番長く関わった人なのでしょうけどね…。
でも、もしかしたら、違うのかもしれない…。
一緒に居た時間の長さではなく、傷付け合った傷の深さに因るのじゃないか…と…。
最期に人は、人を許すことが出来るんじゃないか?と…。
何度見ても、泣き笑いのエンディングです。
come rain or come shine… 




2008/08/04 18:23 | 紫標野 | URL | 編集

> 紫標野さん

紫標野さんに紹介してもらった映画、
どれも素晴らしかったです。
また何かオススメがあれば是非紹介してもたいたいですね。

2008/08/04 23:37 | でしまる | URL | 編集

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