イキガミ |

国民に「生命の価値」を認識させることで国を繁栄させるべく、 若者の命をランダムで奪う制度が敷かれた架空の日本を舞台にした悲劇。 主演は松田翔太。

タイトルにもなっているイキガミというのは逝紙と書き、 死亡する者に死の24時間前に渡される死亡予告証のことです。

映画は イキガミを受け取った3人の若者の 最後の24時間を並行して描きながら進んでいきます。


正直、かなりキツい話です。 イキガミを貰った3名は最後は当然死んでしまうので ハッピーエンドにはなりません。 哀しい結末です。


でも、最後にちょっとだけ救いがある。 それが余計に涙を誘う。



漫画原作もヘビィな内容ですが、 その原作のイメージを損なうことなく上手く映像化できています。 松田翔太の悲哀の滲む演技も素晴らしかった。 すごい俳優だと思う。

原作も映画も是非触れてほしい傑作です。 映画の3つのエピソードのうち、 成海璃子と山田孝之の桜の話が個人的にはオススメ。
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2011年07月29日 |
S・映画史に煌めく傑作 |
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